なかない日もある


喉元まで込み上がってくる感情を
うまく塞き止められるようになれば
僕が泣くことはもうなくなる

君がさようならを囁いたあの日だって
僕は泣いたりなんかしなかった
君は泣いてほしかったのだろうけれど

鳥も、月も、空も、海も、僕だって
なかない日くらいあるんだ
なけない日と同じくらいに

いつまでも君が思う僕じゃない
いつまでも僕は君の思い通りにはならない




08.03.05 *